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アブストラクト

Title 仙腸関節障害の診断と治療のコツ
Subtitle 特集 : 仙腸関節障害のすべて
Authors 村上栄一*
Authors (kana)
Organization *JCHO仙台病院, 院長 / 日本仙腸関節・腰痛センター
Journal MB Orthopaedics
Volume 37
Number 4
Page 11-20
Year/Month 2024 / 4
Article 報告
Publisher 全日本病院出版会
Abstract 「Abstract」画像で特異な所見は出ないが, 仙腸関節障害の特徴を知ると見つけ出すのは比較的容易である. 典型例の診断は, one fingerテストで上後腸骨棘付近を指さす腰殿部痛があり, うつ伏せで仙腸関節部を圧迫するsacroiliac joint shearテストで疼痛が誘発され, 仙腸関節後方靱帯ブロックで70%以上疼痛が軽快することで診断できる. 劇的に疼痛が改善する症例を経験すると一気に腰痛治療の幅が広がる. エコーを用いた仙腸関節後方靱帯ブロックが診断と治療に有用である. 仙腸関節ブロックを1〜2週間ごとに複数回行って疼痛強度を下げつつ, 仙腸関節機能の改善を目指す. 関節の不適合の改善には徒手療法が有効で, 骨盤ベルトの装着で関節を安定化させる. 続いて腹部体幹筋トレーニングを行い, 日常生活での負荷に耐え得る仙腸関節の剛性を得る.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords 仙腸関節障害(sacroiliac joint dysfunction), ワンフィンガーテスト(one finger test), 上後腸骨棘(posterior superior iliac spine), 仙腸関節ブロック(sacroiliac joint injections)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。