アブストラクト
| Title | 高齢者のリウマチ性疾患の鑑別 |
|---|---|
| Subtitle | 特集 : 高齢者リウマチ性疾患の診かた |
| Authors | 岡野匡志* |
| Authors (kana) | |
| Organization | *大阪公立大学高齢者運動器変性疾患制御講座, 特任教授 |
| Journal | MB Orthopaedics |
| Volume | 37 |
| Number | 8 |
| Page | 1-13 |
| Year/Month | 2024 / 8 |
| Article | 報告 |
| Publisher | 全日本病院出版会 |
| Abstract | 「Abstract」関節リウマチは若年女性に発症しやすいという特徴があるが, 高齢化社会に伴い高齢で関節リウマチを発症する患者が増えていることは事実である. しかし, 高齢発症関節リウマチではリウマトイド因子や抗CCP抗体といった自己抗体が陰性であることが多く, 肩や膝などの大関節の症状で発症することも多いため, リウマチ性多発筋痛症や結晶誘発性関節炎といった他のリウマチ性疾患との鑑別が必要になることがある. また, もともと変形性関節症などの運動器疾患がある患者に関節リウマチが発症することもあり, 診断に難渋するケースも多い. そこで, 臨床症状だけでは判断が難しい場合には, 血液検査や関節エコー・MRIなどといった画像診断を積極的に行い, それらの結果をうまく組み合わせることによって診断が可能となる場合がある. 本稿では関節リウマチと鑑別が必要なそれぞれの疾患の特徴および鑑別診断の際のポイントについて典型的な画像診断を交えて解説する. |
| Practice | 臨床医学:外科系 |
| Keywords | 高齢発症関節リウマチ(late-onset rheumatoid arthritis:LORA), 関節エコー(musculoskeletal ultrasound), 鑑別診断(differential diagnosis) |
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