Title	こどもの関節炎・骨髄炎のみかた
Subtitle	特集 : こどもの運動器 基本診察法
Authors	大庭真俊*
Authors (kana)
Organization	*神奈川県立こども医療センター整形外科, 医長
Journal	MB Orthopaedics
Volume	38
Number	2
Page	95-102
Year/Month	2025 / 2
Article	報告
Publisher	全日本病院出版会
Abstract	「Abstract」小児の四肢あるいは関節に, 外傷エピソードを伴わない疼痛, 熱感, 腫脹が生じた場合, 関節炎や骨髄炎を疑う. 特に乳児の化膿性関節炎は, 診断と治療が遅れると後に重大な変形を残すため, 迅速な判断が必要となる. またこの疾患は外科的緊急疾患として, 緊急手術の判断の際のオーバートリアージが許容される. 関節エコー検査は関節炎による関節液の貯留や, 増生した滑膜を捉えることができ, また診察室で侵襲が少なく行うことができるため, 有用である. 若年性特発性関節炎や慢性再発性多発性骨髄炎などの診療にあたる際は, 小児リウマチ科医の協力を得ることが重要である.
Practice	臨床医学：外科系
Keywords	単純性股関節炎(transient synovitis of hip), 化膿性関節炎(septic arthritis), 若年性特発性関節炎(juvenile idiopathic arthritis), 細菌性骨髄炎(septic osteomyelitis), 慢性非感染性(細菌性)骨髄炎/慢性再発性多発性骨髄炎(chronic non-bacterial osteomyelitis:CNBO/chronic recurrent multifocal osteomyelitis:CRMO)

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