アブストラクト
| Title | 術式に合わせた周術期の体温管理 |
|---|---|
| Subtitle | 講座 |
| Authors | 紺野大輔 |
| Authors (kana) | |
| Organization | 東北大学病院 集中治療部 |
| Journal | 臨床麻酔 |
| Volume | 48 |
| Number | 4 |
| Page | 535-543 |
| Year/Month | 2024 / 4 |
| Article | 報告 |
| Publisher | シービーアール |
| Abstract | 「はじめに」周術期の体温管理はわれわれ麻酔科医が日々直面する難しい課題である. ヒトの核心温は恒常性が保たれており, 通常は体温中枢である視床下部の働きによって37±0.2℃という非常に厳格な範囲で調節されている. しかし, 全身麻酔が施行されると生体内では細胞の代謝が低下し, 熱産生が減少する. 全身麻酔下では体温の恒常性を司っている視床下部の機能が抑制されるため, 体温が低下しても末梢血管を収縮させるなどの低体温予防機構は働かず, また, 普段熱産生の主たる役割を司る筋肉の活動がほぼ失われるために, 熱の産生量は著しく低下する. 結果として体温は全身麻酔導入直後から急激に低下し, 1時間で1.7℃も低下するといわれている. また, 手術操作による皮膚のバリア破綻や, 内視鏡操作による乾燥した二酸化炭素の灌流は, 不感蒸泄の増加につながり, 体温が著しく低下する. 術中の出血や尿は37℃の体液の喪失であり, 体液喪失を補うために行われる輸液療法は, 製剤を加温しながら投与を行ったとしても点滴回路を流れているうちにどうしても冷えてしまうため, それ自体が体温の低下につながる. |
| Practice | 臨床医学:外科系 |
| Keywords | 温風式加温, 術式に合わせた加温, 周術期体温管理ガイダンス |
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