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アブストラクト

Title カルシウム・リン代謝と管理
Subtitle 特集 CKD-MBD up to date 【総論】
Authors 石内直樹**, 中島歩***
Authors (kana)
Organization **広島大学病院 腎臓内科, ***広島大学大学院医系科学研究科 幹細胞応用医科学共同研究講座
Journal 腎と透析
Volume 88
Number 1
Page 12-16
Year/Month 2020 / 1
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「はじめに」 わが国の血液透析患者は, 諸外国と比較して生命予後が良好であり, 高齢者, 透析期間の長い患者が多い. カルシウム(Ca), リン(P), 副甲状腺ホルモン(parathyroid hormone : PTH)の異常は, 腎性骨異栄養症だけでなく血管石灰化を引き起こし, 透析期間の長い患者ではこの影響を受け続けることとなる. 「CKDに伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)の診療ガイドライン」では, 目標Ca, P値が定義されており, これらを目標値に管理するためには, その代謝や調節機構を理解することが重要である. よって, 本稿ではCa, Pの代謝, 調節機構について概説し, それらの管理を述べる. 「I カルシウム・リン代謝」 「1. カルシウムの代謝」 Caは成人で体内におよそ1kg存在し, その99%は骨にCa・リン酸塩(ヒドロキシアパタイト)として分布している. 残りの1%弱は細胞内や血中に存在し, 筋収縮や細胞内シグナル伝達, 血液凝固や血管の収縮などの役割を担っている.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords リン, カルシウム, ビタミンD, 副甲状腺ホルモン, 線維芽細胞増殖因子23
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

参考文献

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