~
検索条件をクリア

アブストラクト

Title 細胞外液量が低下する病態と治療 高血糖 - 糖尿病性ケトアシドーシス (DKA), 高浸透圧高血糖状態 (HHS)
Subtitle 特集 水・電解質を科学する 【体液異常の病態と治療】
Authors 中川詩織**, 岩田恭宜**, 和田隆志**
Authors (kana)
Organization **金沢大学大学院 腎臓内科学
Journal 腎と透析
Volume 90
Number 5
Page 840-845
Year/Month 2021 / 5
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「はじめに」高血糖では, 尿中グルコース濃度の上昇に起因する浸透圧利尿によって細胞外液量が低下する. 高血糖による細胞外液量低下をきたす代表的な疾患は, 糖尿病性ケトアシドーシス (diabetic ketoacidosis : DKA), 高浸透圧高血糖状態 (hyperosmolar hyperglycemic state : HHS) である. 本稿では, 高血糖により細胞外液量が低下する機序と, DKA, HHSの病態および治療について述べる. 「I 高血糖により細胞外液量が低下する機序」血液中のグルコースは自由に糸球体毛細血管係蹄壁を通過し濾過された後, 99%以上が近位尿細管で再吸収される. 近位尿細管でのグルコースの再吸収を担っているのはナトリウム・グルコース共輸送体 (sodium glucose co-transporter : SGLT) である. 近位尿細管細胞の管腔側にはSGLT1とSGLT2が局在しており, ナトリウムとともにグルコースを細胞内に移送する.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords 糖尿病, 糖尿病性ケトアシドーシス (DKA), 高浸透圧高血糖状態 (HHS), SGLT2阻害薬, 浸透圧利尿
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

参考文献

残りの14件を表示する