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アブストラクト

Title 高リン血症
Subtitle 特集 水・電解質を科学する 【水・電解質異常の病態と治療】
Authors 式田康人**, 溝渕正英**
Authors (kana)
Organization **昭和大学医学部内科学講座 腎臓内科学部門
Journal 腎と透析
Volume 90
Number 5
Page 908-912
Year/Month 2021 / 5
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「はじめに」生体内のミネラル代謝において腎臓はきわめて重要な役割を果たしているため, 腎機能が障害される慢性腎臓病 (chronic kidney disease : CKD) においては, さまざまな骨ミネラル代謝異常が生じる. 長期的には血管を含む全身の石灰化を介して生命予後にも影響を及ぼすことから, 2006年にCKD-mineral and bone disorder (CKD-MBD) という疾患概念が提唱された. CKD患者の高リン血症は生命予後や心血管疾患 (cardiovascular disease : CVD) の重大なリスク因子となっており, CKD-MBDにおいても特に重要な病態である. 本稿では, 体内でのリン代謝とともに, 高リン血症が深く関与する病態と対策について概説する. 「I リンの代謝機構」「1. 腎機能正常時」リンは, 生体内のミネラルではカルシウムに次いで多く, 体内に約600g存在する.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords 生命予後, リン制限, リン吸着薬
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,243円(税込) です。

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