アブストラクト
Title | 感染関連糸球体腎炎 |
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Subtitle | 特集 病理からせまる腎疾患の病因・病態解明 明らかになりつつある病態 |
Authors | 小島亜希*, 尾田高志* |
Authors (kana) | |
Organization | *東京医科大学八王子医療センター腎臓内科・血液浄化療法室 |
Journal | 腎と透析 |
Volume | 97 |
Number | 3 |
Page | 445-450 |
Year/Month | 2024 / 9 |
Article | 報告 |
Publisher | 東京医学社 |
Abstract | 「はじめに」感染症を契機に発症する糸球体腎炎の代表は, 溶連菌感染後急性糸球体腎炎(post streptococcal acute glomerulonephritis: PSAGN)で, 小児期に好発し予後良好な疾患として知られてきた. 近年, 感染症に伴う糸球体腎炎の疫学に大きな変化がみられ, 小児期の予後良好なPSAGNが減少し, 合併症を伴う高齢者の腎炎併発例が増加してきた. このような症例では予後は良好ではなく, 腎炎発症時に感染が終息することなく進行中であることが多いため, より広く感染関連糸球体腎炎(infection related glomerulonephritis: IRGN)と総称される. 慢性腎臓病への移行・末期腎不全への進展も多く, 予後が良好でないことも相まって注目されるようになってきた. |
Practice | 臨床医学:内科系 |
Keywords | 感染関連糸球体腎炎(IRGN), 溶連菌感染後急性糸球体腎炎(PSAGN), nephritis-associated plasmin receptor(NAPlr), plasmin, factor B |
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