アブストラクト
| Title | 12. C3腎症 |
|---|---|
| Subtitle | 腎疾患の診断と治療 最前線 II 各論1◆糸球体疾患 (診断と治療) |
| Authors | 水野正司* |
| Authors (kana) | |
| Organization | *名古屋大学大学院医学系研究科腎不全システム治療学寄附講座 |
| Journal | 腎と透析 |
| Volume | 97 |
| Number | 増刊 |
| Page | 130-135 |
| Year/Month | 2024 / |
| Article | 報告 |
| Publisher | 東京医学社 |
| Abstract | 「1 はじめに」C3腎症は, 病理診断分類の膜性増殖性腎症(membranous proliferative glomerulonephritis: MPGN)の病態に補体の関与を見出し, 21世紀に入ってからできた新しい疾患カテゴリーである. また, 近年, その補体に着目し, 治療薬として薬剤の開発が進んでいる. 本稿では, C3腎症について, 症状, 診断定義から, 商業ベースで測定可能な検査, 研究室レベルを含めて望まれている検査について, 現状での治療から, 今後, 期待される抗補体療法までを概説する. 「2 臨床症状」類似の非典型溶血性尿毒症症候群(atypical hemolytic uremic syndrome: aHUS)が急性経過をとることが多い一方で, C3腎症は慢性経過をとることが多い. 多くの報告で慢性腎炎を呈することが多いとされるが, 一部でネフローゼ症候群や急速進行性糸球体腎炎(rapidly progressive glomerulonephritis: RPGN)の形態をとる. 小児では, 蛋白尿に乏しく, 持続性または反復性の血尿による腎生検でみつかる症例もある. |
| Practice | 臨床医学:内科系 |
| Keywords | C3腎症, 抗補体薬, 抗補体療法 |
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