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アブストラクト

Title 組織球性壊死性リンパ節炎
Subtitle 特集 / 頸部リンパ節を見直す 頸部リンパ節腫脹への対応
Authors 堤剛*
Authors (kana)
Organization *東京医科歯科大学耳鼻咽喉科
Journal JOHNS
Volume 38
Number 3
Page 311-314
Year/Month 2022 / 3
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「はじめに」組織急性壊死性リンパ節炎は菊池病, 菊池-藤本病とも呼ばれ, 1971年に菊池らと藤本らによって初めて報告された. 若年女性に多く, 頸部リンパ節腫脹と疼痛, 熱発を主徴とし, 感染性リンパ節炎や悪性リンパ腫などとの鑑別が問題となる. 「病因」本疾患の病因は特定されていないが, その臨床経過や病理組織学的所見から何らかの感染に対するT細胞と組織球の免疫反応が示唆されている. 感染源としてはEBウイルス, ヘルペスウイルス6型/8型, HIV, パルボウイルスB19などがあげられている. CD8+T細胞によるアポトーシスが細胞死の主なメカニズムで, 組織球がエンハンサーとして働くと考えられている. また, インターフェロンγとIL6の関与も報告されている. しかし, 細菌培養やウイルス抗体価などは一般には陰性となる.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords 頸部リンパ節腫脹, 組織球性壊死性リンパ節炎, 菊池病, 菊池-藤本病
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,243円(税込) です。

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