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アブストラクト

Title 新型コロナウイルス感染症に対する院内感染防止対策 - エアロゾル感染対策を中心に -
Subtitle 連載 診療つれづれ
Authors 齋藤雄一郎*
Authors (kana)
Organization *斎藤クリニック
Journal JOHNS
Volume 41
Number 1
Page 112-117
Year/Month 2025 / 1
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「はじめに」 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は2019年12月に中国から全世界に拡大した. 2023年5月8日からは, 感染症法上は2類から5類に引き下げられ, 季節性インフルエンザなどと同じ位置づけとなり, 国民生活に大きな影響を及ぼしたコロナ対応は平時へ移行されたが, いまだ断続的に流行は続いている. 本稿では, COVID-19の主な感染経路であるエアロゾル感染に重点を置いた対策の必要性について述べ, 筆者が実際に行っている院内感染対策を紹介する. 「病原体」 コロナウィルス(以下: SARS-CoV-2)は, インフルエンザウイルス(以下: IV)と共通点が多く, ともにウイルス中心部のヌクレオカプシド周囲にエンベロープ(脂質二重膜およびウイルスタンパク)を持つRNAウイルスで, 主に呼吸器に感染する. エンベロープはエーテル, エタノール, 胆汁酸によって不活化されて感染力を失うので, アルコール消毒は有効であり, 胃腸炎を起こすことは少ない.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords 新型コロナウイルス感染症, エアロゾル感染, 院内感染対策
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。