アブストラクト
| Title | 亜鉛と味覚障害 |
|---|---|
| Subtitle | 特集 / ここまでわかった 嗅覚・味覚とその障害 【味覚障害とそのマネージメント】 |
| Authors | 山村幸江* |
| Authors (kana) | |
| Organization | *東京女子医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科 |
| Journal | JOHNS |
| Volume | 42 |
| Number | 1 |
| Page | 77-80 |
| Year/Month | 2026 / 1 |
| Article | 報告 |
| Publisher | 東京医学社 |
| Abstract | 「はじめに」 亜鉛はヒトの生命維持に不可欠な必須微量元素のひとつであり, その欠乏は味覚障害をはじめとして, 創傷治癒の遅延, 脱毛, 小児の成長障害, 免疫機能の低下, さらには糖代謝異常などといった多彩な症状を引き起こす. 亜鉛欠乏は味覚障害の主要な原因のひとつであり, 亜鉛補充療法は味覚障害に対して唯一エビデンスを持つ治療法である. 本稿では, 亜鉛の生理的役割を概説したうえで, とくに味覚機能との関連に焦点を当て, 亜鉛欠乏に伴う味覚障害の病態, 診断, および治療の実際について, 耳鼻咽喉科診療の立場から論じる. 「亜鉛の体内分布と機能」 亜鉛は主に十二指腸および空腸で吸収され, 体重70kgの成人体内には約1.5〜3gが存在する. 体内亜鉛の60%は骨格筋, 20〜30%は骨に分布し, 皮膚・毛髪に約8%, 肝臓に4〜6%, 膵臓に2.8%が含まれるほか, 腎臓, 脳, 血液, 前立腺, 眼などの臓器にも比較的高濃度に存在する. |
| Practice | 臨床医学:外科系 |
| Keywords | 味覚障害, 亜鉛欠乏症, 亜鉛補充療法 |
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