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アブストラクト

Title Ladd手術 (腸回転異常症)
Subtitle 特集 そこが知りたいシリーズ : 手術で必要な局所解剖 (腹部編)
Authors 久山寿子*, 植村貞繁, 吉田篤史
Authors (kana)
Organization *川崎医科大学小児外科
Journal 小児外科
Volume 52
Number 2
Page 126-129
Year/Month 2020 / 2
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「I. 中腸の発生」胎生8週ごろに中腸は長くなってU字型のループを作るようになり, これが腹部から臍に脱出し, 生理的臍帯ヘルニアの状態となる. その後, 中腸は上腸間膜動脈を軸として90度反時計回りに回転していく. このとき十二指腸・空腸移行部は上腸間膜動脈の右にあり, 回盲部はその左に位置する. 次に180度回転した状態では, 十二指腸・空腸移行部は上腸間膜動脈の背側を左に, 回盲部は上腸間膜動脈の右に位置するようになる. 胎生12週には中腸は臍帯内から腹腔に戻り, 回盲部が右下腹部に位置するようになり, 270度の回転が完了する. この状態で十二指腸・空腸移行部は左上腹部に位置し, 十二指腸の下行脚から水平脚は後腹膜に固定され, 空腸へ移行する部位にはTreitz靱帯が形成される. 回盲部は右下腹部にあるが, 上行結腸は右後腹膜に固定されるため, 空腸と回腸は上腸間膜動脈を中心にして, 左上腹部のTreitz靱帯から右下腹部のあいだにある長い腸間膜にぶら下がるような形態となる.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

参考文献

  • 1) 菅沼靖,北村享俊,佐藤恭信,他:腸回転異常症-特に非定型的病型に関する検討.日小外会誌 21:669-677, 1985
  • 2) 窪田正幸:腸回転異常症に伴う中腸軸捻転-早期診断のknack and pitfalls.日外会誌 119:629-635, 2018
  • 3) 奥山宏臣,佐々木隆士,野瀬聡子,他:腹腔鏡下腸回転異常症手術.小児外科 45:859-863, 2013
  • 4) 金川公夫:腸回転異常症-超音波検査vs上部消化管造影.小児外科 46:718-722, 2014
  • 5) Isani MA, Schlieve C, Jackson J, et al: Is less more? Laparoscopic versus open Ladd's procedure in children with malrotation. J Surg Res 229:351-356, 2018