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アブストラクト

Title 仙尾部皮膚洞, 毛巣洞
Subtitle 特集 外来で役立つ知識 : 外陰部・会陰部・肛門部周辺の疾患
Authors 岡村かおり*, 林田真
Authors (kana)
Organization *福岡市立こども病院小児外科
Journal 小児外科
Volume 53
Number 6
Page 666-669
Year/Month 2021 / 6
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「はじめに」腰仙部皮膚陥凹(lumbosacral dimple)は, 潜在性二分脊椎に伴う脊髄病変を疑う指標の一つとされ, 脊髄係留症候群(tethered cord syndrome)を伴うと下肢麻痺や変形, 膀胱直腸障害などをきたすため, 早期診断が重要である. しかし, 日常診療で出合う腰仙部皮膚陥凹には異常でないものも多く含まれるが, すべてが先天性皮膚洞(congenital dermal sinus)とよばれ不要な検査が行われたり, また先天性皮膚洞と毛巣洞(pilonidal sinus)の区別も曖昧なことが多い. 小児期にみられる腰仙部皮膚陥凹を見分け適切な診療を行うため, それぞれの概念と診断アプローチや治療について概説する. 「I. 先天性皮膚洞」先天性皮膚洞は1918年Clarkにより最初に報告された, 皮膚から深部組織へと向かう病理組織学的には重層扁平上皮に覆われた管腔である.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

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