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アブストラクト

Title 正中頸嚢胞, 舌根部嚢胞の鑑別診断
Subtitle 特集 超音波検査と小児外科 : ここまでみえる, ここまでわかる
Authors 富田紘史*, 下島直樹, 廣部誠一
Authors (kana)
Organization *東京都立小児総合医療センター外科
Journal 小児外科
Volume 53
Number 8
Page 813-816
Year/Month 2021 / 8
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「はじめに」正中頸嚢胞(甲状舌管嚢胞)は甲状腺の発生過程で甲状腺原基の下行経路である甲状舌管の遺残により発症する疾患で, 舌盲孔から舌骨・甲状軟骨前方の頸部正中いずれの部位にも生じうる. 舌根部嚢胞は正中舌根部の舌盲孔近くに発生することから, 正中頸嚢胞と同じく甲状舌管に由来するものであると考えられている. 一般に頸部腫瘤の画像診断においては, 高周波探触子を用いることが可能で, 被曝することなくリアルタイムに高分解能な画像が得られる超音波検査が第一選択とされる. 本稿においては, 正中頸嚢胞, 舌根部嚢胞の超音波検査所見と鑑別診断について, 診断のポイントやピットフォールを述べる. 「I. 正中頸嚢胞」「1. 正中頸嚢胞の超音波検査所見」正中頸嚢胞の超音波検査では, 位置, 形状, 内部エコーパターン, 隔壁の有無, 壁の厚さ, 後方エコー増強に着目する.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

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