Title	臍炎, 尿膜管遺残, 臍腸管遺残
Subtitle	特集 超音波検査と小児外科 : ここまでみえる, ここまでわかる
Authors	大畠雅之*, 藤枝悠希*, 赤坂好宣**
Authors (kana)
Organization	*高知大学医学部附属病院小児外科, **兵庫県立こども病院放射線診断科
Journal	小児外科
Volume	53
Number	8
Page	856-859
Year/Month	2021 / 8
Article	報告
Publisher	東京医学社
Abstract	「はじめに」小児外科診療で臍部の湿潤や腫瘤は日常に経験する病態である. 小児の臍炎から発生する臍肉芽腫と尿膜管遺残や臍腸管遺残などの器質的病変による臍部腫瘤は肉眼的に診断できないことが多く, 外来診療では超音波検査が多用される. 超音波検査装置は接地表面付近の視野幅を大きくとることが可能なリニア(linear)型プローブ(中心周波数2.5〜15MHz)が有用である. 「I. 臍炎」臍炎は臍帯の脱落部が上皮化する前の細菌感染が原因となり, 外用抗菌薬塗布で治癒することが多い. 感染が原因で炎症性肉芽を主体とする臍肉芽腫が形成される. 後述する臍腸管遺残などの器質的病変が限局性に臍部に残存した際には, 臍ポリープを形成することがある. 臍ポリープは鮮紅色でやや硬いといわれるが肉眼的鑑別が難しいことがある. 超音波検査では, 臍部に限局する腫瘤性病変として描出されることが多く, 腹腔内や正中臍索への連続性を認めない.
Practice	臨床医学：外科系
Keywords

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参考文献