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アブストラクト

Title 結節性筋膜炎
Subtitle 特集 外来で役立つ知識 : 頭頸部・体幹・四肢の疾患
Authors 小林完*, 金森豊, 古金遼也, 橋詰直樹, 森禎三郎, 狩野元宏, 渡辺栄一郎, 高橋正貴, 藤野明浩, 米田光宏
Authors (kana)
Organization *国立成育医療研究センター外科
Journal 小児外科
Volume 54
Number 1
Page 100-102
Year/Month 2022 / 1
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「はじめに」結節性筋膜炎は筋線維芽細胞の増殖からなる良性病変であり, さまざまな部位に発生する. 通常は皮下に発生し, 表在筋膜に付着するが, より深部に存在することもある. 全体の約半数で上肢に発生するが, 小児では頭頸部に発生することが多い. 従来は「腫瘍様病変」と考えられていたが2011年に融合遺伝子(MYH9-USP6)が同定され, 真の腫瘍であることが明らかになった. 腫瘍は急速に増大するため悪性腫瘍と誤診されやすい. 20〜40歳での発症が多いが, 全体の10%が小児に発症するとされている. 本稿では当院で経験した, 前腹壁に発症した点が特異的な症例を提示し, 検査・治療法・外来におけるインフォームドコンセント(IC)時の注意点について詳述する. 「I. 症例」症例は12歳女児. 1か月前に臍の右上に皮下腫瘤を自覚し, 当院を紹介受診した. 画像精査として超音波検査(US), MRIを施行した.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

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