アブストラクト
Title | 人工呼吸器の基本設定 |
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Subtitle | 特集 必携小児外科レジデントマニュアル2 |
Authors | 宮沢篤生* |
Authors (kana) | |
Organization | *昭和大学医学部小児科学講座 |
Journal | 小児外科 |
Volume | 56 |
Number | 9 |
Page | 923-927 |
Year/Month | 2024 / 9 |
Article | 報告 |
Publisher | 東京医学社 |
Abstract | 「はじめに」 小児外科診療において, 早産・低出生体重児やさまざまな基礎疾患のある児など, 人工呼吸器管理を必要とするハイリスク新生児が治療対象となることが少なくない. 新生児に対する呼吸管理の進歩は著しく, 新しい技術や専門的な管理が次々と開発され臨床に導入されている. 本稿では紙幅の都合上, 専門性が高い呼吸管理方法については割愛し, 使用頻度が高く小児外科医が理解していることが望ましい新生児呼吸管理の換気モードと, 設定方法の基本事項について解説する(なお人工呼吸器の初期設定は必ずしも標準化されていない. 本文中に示す設定はあくまでもわれわれの施設における設定方法の1例である). 「I. 呼吸管理の目的」 呼吸管理の目的は, 適切なガス交換による酸素化の維持と二酸化炭素の排出ならびに呼吸仕事量の軽減である. 人工呼吸器管理は救命ならびに生命維持に欠かすことのできない介入であるが, その一方で侵襲的な介入でもあり, 機械的刺激による肺損傷や胸腔内圧上昇に伴う循環動態への影響により全身臓器に二次的な合併症を生じる可能性がある. |
Practice | 臨床医学:外科系 |
Keywords |
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