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アブストラクト

Title 鼠径ヘルニア (嵌頓を繰り返す)
Subtitle 特集 極・超低出生体重児の治療戦略
Authors 末吉亮*, 世川修, 山田進, 山口隆介
Authors (kana)
Organization *東京女子医科大学病院小児外科
Journal 小児外科
Volume 57
Number 1
Page 94-96
Year/Month 2025 / 1
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「はじめに」極・超低出生体重児は8.5〜30%に鼠径ヘルニアを発症するといわれており, 成熟新生児での3.5〜5%の発症率と比較すると高率に発症することは自明の理である. また, 新生児期に鼠径ヘルニア根治術を施行した患児の再発率は8%であり, こちらも小児全般の鼠径ヘルニア根治術の再発率0.15〜0.69%と比較し, 有意に高値である. 極・超低出生体重児の鼠径ヘルニア根治術は非常に組織が脆弱であることから, ヘルニア嚢の処理に難渋することがあり, 小児外科疾患のなかで最も頻度の高い疾患であるものの, 容易な手術とはいえない. また, われわれはわが国にて発展してきた腹腔鏡下経皮的腹膜外ヘルニア閉鎖術 (laparoscopic percutaneous extraperitoneal closure : LPEC法) のみでのヘルニア門の結紮では, 極・超低出生体重児男児鼠径ヘルニアの大きく開大したヘルニア門に対しては, 再発率が高くなることが懸念されるため不十分と考えている.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。