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アブストラクト

Title 十二指腸・小腸は絨毛にも注意せよ
Subtitle 特集 消化器内視鏡寸言集2025 III. 胃・十二指腸
Authors 今枝博之1), 山田健人2), 都築義和3)
Authors (kana)
Organization 1)埼玉医科大学消化管内科, 総合診療内科, 2)埼玉医科大学病理診断科, 3)埼玉医科大学消化管内科, 総合診療内科
Journal 消化器内視鏡
Volume 37
Number 4
Page 542-543
Year/Month 2025 / 4
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「解説」十二指腸や小腸の炎症性変化の内視鏡像として, 粘膜の浮腫, 粗ぞう, 発赤, びらん, 潰瘍, 結節, ポリープ, 狭窄などさまざまな所見がみられる. 粘膜に近接すると絨毛がみられ, 特に狭帯域光観察やインジゴカルミン色素散布を用いた画像強調観察を行うことにより拡大しなくても絨毛の所見を詳細に観察することができる. 拡大観察すればより詳細に観察しやすくなり, 絨毛の形態や絨毛内の毛細血管も観察される. 慢性炎症性変化などがあると絨毛の丈が短くなり, 平低化する. 典型的な場合としてセリアック病における絨毛の萎縮が報告されているが, Crohn病や腸結核, 好酸球性消化管疾患(eosinophilic gastro-intestinal disorder: EGID)における好酸球性胃腸炎などの慢性炎症疾患などでも観察される.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords
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