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アブストラクト

Title 肥厚性幽門狭窄症 : 診断と治療のポイント 硫酸アトロピン療法と手術療法
Subtitle 特集 必携! 外傷と外科疾患への対応 各論 : 迅速な判断を必要とする疾患
Authors 金聖和*, 臼井規朗
Authors (kana)
Organization *大阪母子医療センター小児外科
Journal 小児内科
Volume 53
Number 2
Page 225-228
Year/Month 2021 / 2
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「Key Points」(1)生後2〜3週ごろから出現する非胆汁性噴水様嘔吐を伴う症例は, 本症を念頭におく. (2)超音波検査による診断が主流となっており, 幽門筋の厚さが4mm以上, 幽門管長15mm以上で診断基準を満たす. (3)初回超音波検査で診断基準を満たさない症例であっても, 後に診断基準にいたるケースがあるため, 嘔吐症状が続く場合などはとくに超音波検査をくり返し行うことが重要である. (4)脱水やアルカローシスの評価およびそれらの輸液による補正は, 本症に対する初期治療で必要不可欠の手順である. (5)本症に対する治療は, 幽門筋切開手術のほかに硫酸アトロピンによる内科的治療も行われており, 両者の特性を理解したうえで診療にあたる.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

参考文献

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  • 6) 川原央好, 田附裕子, 曹 英樹, 他 : 硫酸アトロピン療法(静注). 小児外科 46 : 1029-1032, 2014
  • 7) Ramstedt C : Zur Operation der Angeborenen Pylorusstenose. Med Klin 8 : 1702-1706, 1912