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アブストラクト

Title 34. 熱性けいれん
Subtitle 『小児内科』『小児外科』編集委員会共編 小児疾患診療のための病態生理3 改訂第6版 III. 神経疾患
Authors 夏目淳
Authors (kana)
Organization 名古屋大学障害児 (者) 医療学寄附講座
Journal 小児内科
Volume 54
Number 増刊
Page 410-413
Year/Month 2022 /
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「1 定義」熱性けいれんはおもに生後6〜60カ月に起こり, 通常は38℃以上の発熱に伴う発作性疾患 (けいれん性, 非けいれん性を含む) と定義され, 髄膜炎などの中枢神経感染症, 先天代謝異常, そのほか明らかな発作の原因がみられるものは除外される. てんかんの患者でも発作が熱で誘発されることはあるため, すでにてんかんと診断されている場合は, 有熱時発作でも熱性けいれんとはよばないほうがよい. 最近は英語でfebrile convulsionよりfebrile seizureと表記されることが多く, 非けいれん性発作も含むことから, 日本語でも熱性発作とよぶ方が正確とも思われる. 満5歳を超える小児でも時に有熱時発作が認められることがあり, 熱性けいれんと考えてよいか議論がある. 5歳すぎに有熱時発作を発症した小児の検討において無熱時発作の発症は10%と高率ではなかったと報告されている.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords
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