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アブストラクト

Title 検尿の診かた - 尿の採取法, 蛋白尿・血尿・糖尿の評価方法
Subtitle 特集 腎・泌尿器疾患 - 血尿から移植まで 腎疾患診療に役立つ知識
Authors 坂井智行*
Authors (kana)
Organization *滋賀医科大学小児科学講座
Journal 小児内科
Volume 55
Number 7
Page 1070-1074
Year/Month 2023 / 7
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「Key Points」(1)学校検尿などでの検診検尿では, 早朝第一尿(安静時尿)を用いて尿検査を行う. (2)蛋白尿や血尿などのスクリーニング検査として広く使用される尿試験紙法は, さまざまな要因により偽陽性/偽陰性を呈する可能性がある. (3)尿試験紙法で尿蛋白が検出される場合には, 尿蛋白定量検査による尿蛋白クレアチニン比の確認が重要である. (4)尿試験紙法で尿潜血が陽性の場合には, 尿沈渣検査による赤血球数の算定と赤血球形態の観察が重要である. (5)糖尿が検出された場合には, 高血糖の存在の確認が重要である.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

参考文献

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  • 5) 本村鉄平, 山縣邦弘, 廣峰義久, 他 : 1章 尿検査. 内科 125 : 501-512, 2020
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  • 6) 野崎 司, 浅井さとみ, 宮地勇人 : 尿試験紙法(潜血反応)で判定結果のピットフォールとなりやすい, 影響因子について教えてください. 臨検 57 : 1198-1199, 2013
  • 7) 伊藤機一, 野崎 司 : 尿検査 概論 : 試験紙法による尿定性・半定量検査. 日臨 67(増刊号8) : 55-92, 2009
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  • 12) 日本小児腎臓病学会(編) : Q33 日本人小児の尿蛋白/尿クレアチニン比の基準値, 評価法を教えてください. 小児の検尿マニュアル-検尿にかかわるすべての人のために, 改訂2版, 診断と治療社, 東京, pp87-88, 2022
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  • 14) 血尿診断ガイドライン編集委員会(編) : CQ18 小児の血尿に対してどのような経過観察, 専門医への紹介を推奨しますか? 血尿診断ガイドライン2013, ライフサイエンス出版, 東京, pp36-37, 2013