アブストラクト
| Title | 25. 麦粒腫, 霰粒腫 |
|---|---|
| Subtitle | エキスパートが教える 小児の薬物治療 III. 疾患別 B. 感染症 |
| Authors | 田中三知子 |
| Authors (kana) | |
| Organization | 岩手医科大学眼科学講座 |
| Journal | 小児内科 |
| Volume | 55 |
| Number | 増刊 |
| Page | 377-378 |
| Year/Month | 2023 / |
| Article | 報告 |
| Publisher | 東京医学社 |
| Abstract | 「[1] 疾患概念」「1)外麦粒腫」睫毛の毛包に開口する脂腺(Zeis腺)や, その付近に開口する汗腺(Moll腺)の細菌感染による炎症である. 圧痛, 自発痛があり, 数日で皮膚に膿点が現れて自潰, 縮小する. 近年では外来で外麦粒腫を見ることは滅多にない. 「2)内麦粒腫」瞼板の脂腺(Meibom腺)の細菌感染による炎症で, 膿点は結膜側に現れることが多い. 霰粒腫との鑑別は容易ではないこともある. 「3)霰粒腫」Meibom腺梗塞をもとに瞼板内に肉芽腫性炎症を起こしたものが霰粒腫である. 両眼性に多発することもある. 球状の硬結が皮膚下に触れ, 数か月にわたって消失しないこともある. 通常は圧痛・自発痛を伴わないが, 外来で多く見られるのは周辺組織に炎症を伴う急性霰粒腫で, 圧痛・自発痛を伴う. 麦粒腫と紹介されてくるものの大半は急性霰粒腫である. |
| Practice | 臨床医学:内科系 |
| Keywords | 麦粒腫, 霰粒腫 |
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参考文献
- 1. 福島敦樹 : 眼瞼の炎症. 大鹿哲郎(編) : 眼科学 第3版, 文光堂, pp33-40, 2020

