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アブストラクト

Title 1. 赤血球検査 1) 貧血を疑うときの検査の進め方
Subtitle 小児臨床検査2024 III. 血液一般検査
Authors 柴徳生
Authors (kana)
Organization 横浜市立大学附属病院小児科
Journal 小児内科
Volume 56
Number 増刊
Page 54-59
Year/Month 2024 /
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「[1] はじめに」貧血は小児の一般診療で遭遇する比較的頻度の高い病態であり, もっとも多い原因は鉄欠乏に起因するものである. しかし, 急速に進行する溶血性貧血や急性白血病に伴う貧血など, 緊急性の高い症例や専門的な検査・診断を要する症例も存在するため, しっかり鑑別診断を行う必要がある. 溶血性貧血などではしばしば家族歴を伴うため, 血縁者における貧血や出血性素因などの有無を確認する. 新生児では分娩時外傷の有無など出生時の状況を聴取する. 食事の状況や生活歴により, 鉄欠乏性貧血や巨赤芽球性貧血を想定し得る場合がある. 血便などの便性変化, 女児では月経の状況も貧血の原因を検索するうえで重要である. また, 貧血の診断は年齢や性別によって基準値が異なるため注意が必要である. 詳細については, 他稿に譲る.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords ヘモグロビン, ヘマトクリット, 網状赤血球数, 平均赤血球容積, MCV, フェリチン
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