アブストラクト
Title | 2. 甲状腺・副甲状腺機能検査・骨代謝 1) 甲状腺機能異常を疑ったときの検査の進め方 |
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Subtitle | 小児臨床検査2024 XII. 内分泌・代謝検査 |
Authors | 長崎啓祐 |
Authors (kana) | |
Organization | 長野県立こども病院内分泌代謝科 |
Journal | 小児内科 |
Volume | 56 |
Number | 増刊 |
Page | 432-436 |
Year/Month | 2024 / |
Article | 報告 |
Publisher | 東京医学社 |
Abstract | 「はじめに」甲状腺機能異常は, ほとんどすべての臓器に影響を与えるため非常に多彩な症状を呈する. 甲状腺ホルモンは全身臓器の基礎代謝を刺激するため, 中毒症/機能亢進症(ホルモン過剰症)と機能低下症(ホルモン欠乏症)では, 典型的には真逆の症状が出現する. 一部共通する症状として, 易疲労感や倦怠感, 筋力低下がある. これらの症状を複数伴う場合は, 甲状腺機能異常を疑い甲状腺機能検査等を行う. また, 偶発的な一般検査値の異常から甲状腺機能異常が疑われることもある. 以下, 甲状腺中毒症と甲状腺機能低下症を疑ったときのスクリーニング検査に分けて, それぞれ解説する. 「I. 甲状腺中毒症を疑ったときのスクリーニング検査」「[1] 甲状腺中毒症を疑う症状と発見契機」乳幼児期は発汗や動悸などの自覚症状を訴えることができず, また幼児期はもともと多動傾向のことが多いため, 周囲も気づきにくい. |
Practice | 臨床医学:内科系 |
Keywords | 先天性甲状腺機能低下症, Basedow病, 橋本病, 無痛性甲状腺炎 |
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