アブストラクト
| Title | 4. ウイルス感染症 6) パルボウイルス感染症 |
|---|---|
| Subtitle | 小児臨床検査2024 XIII. 感染症検査 |
| Authors | 要藤裕孝 |
| Authors (kana) | |
| Organization | 洞爺協会病院小児科 |
| Journal | 小児内科 |
| Volume | 56 |
| Number | 増刊 |
| Page | 638-640 |
| Year/Month | 2024 / |
| Article | 報告 |
| Publisher | 東京医学社 |
| Abstract | 「[1] 検査の意義と適応」「1) パルボウイルスB19(PVB19)感染症の病態」PVB19感染により引き起こされる多彩な病態は, (1)直接的な細胞障害 - 貧血に関連する先天性溶血性貧血患者の無形成発作(aplastic crisis), 免疫不全患者の慢性骨髄不全ならびに妊婦への感染による胎児水腫など, (2)二次的な免疫複合体の関与 - 伝染性紅斑など, (3)高サイトカイン血症による影響 - 急性肝炎, 急性脳症などの3つの異なる発症機序が考えられる. 「2) 検査の意義」PVB19感染後, 7〜10日でウイルス血症を生じる. このときに一時的な発熱がみられることがある. その後, PVB19 IgMが上昇してくる. PVB19 IgGが陽性となる前に, 紫斑や一過性の汎血球減少が出現することがある. 先天性溶血性貧血患者の無形成発作もこの時期から発見される. |
| Practice | 臨床医学：内科系 |
| Keywords | パルボウイルス, 伝染性紅斑, 無形成発作, EIA, PCR |
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