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アブストラクト

Title 小児で使用する鎮静薬の種類と特徴
Subtitle 特集 「小児の鎮痛・鎮静」を実践するためのTIPS 総論
Authors 石川洋一*,**
Authors (kana)
Organization *国立成育医療研究センター臨床研究センター, **明治薬科大学薬学部小児医薬品評価学研究室
Journal 小児内科
Volume 52
Number 7
Page 877-881
Year/Month 2020 / 7
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「はじめに」小児に鎮静薬を使用する目的は, (1) 痛みを伴う処置や検査, (2) 体動抑制が必要な処置や検査実施時の, 患児の苦痛や不安の軽減と体動の抑制である. 検査や創傷の処置を実施するときに幼児から理解や協力を得ることは困難であり, ほとんど侵襲のないCT検査やMRI検査にも鎮静薬を用いる場合が多い. 学童になればCT検査やMRI検査を鎮静薬なしで実施することも可能ではあるが, 年長児でも発達障害などがあれば鎮静薬が必要な場合がある. 小児で使用する鎮静薬といっても, もちろん鎮静のみに特化した効果をもつ医薬品があるわけではなく, いわゆる麻酔などに用いる医薬品が鎮痛・鎮静・筋弛緩のような効果を併せもつなかで, 安全に十分な配慮をしながら, うまく鎮静の効果を引き出して活用することになる.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

参考文献

  • 1) 山中 岳, 他 ; 医療安全委員会 : 小児科専門医研修施設におけるMRI検査時鎮静の現状. 日小児会誌 121 : 1920-1929, 2017
  • 2) 日本小児科学会, 日本小児麻酔学会, 日本小児放射線学会 : MRI検査時の鎮静に関する共同提言, 2013