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アブストラクト

Title 血液型不適合溶血性疾患 血液型不適合による溶血性疾患
Subtitle 特集 新生児黄疸を再び考える 各論
Authors 村田強志*, 藤森敬也*, 大戸斉**
Authors (kana) むらたつよし, ふじもりけいや, おおとひとし
Organization *福島県立医科大学産科婦人科学講座, **ふくしま国際医療科学センター放射線医学県民健康管理センター
Journal 周産期医学
Volume 49
Number 2
Page 202-205
Year/Month 2019 / 2
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「はじめに」 我が国において, 新生児溶血性疾患の原因は約65%がABO血液型不適合妊娠によるもの, 約25%がRh血液型不適合妊娠によるものと報告されている. したがって, 新生児黄疸を考える際に血液型不適合妊娠による溶血性疾患の理解は必須である. 新生児早発黄疸の多くは溶血に伴う高ビリルビン血症によるものであり, 新生児の溶血の評価が必要である. 溶血性黄疸の原因として血液型不適合妊娠のほかに, 多血症や溶血しやすい赤血球を有する円形赤血球症や楕円型赤血球症があげられる. また, 胎児貧血の原因としても血液型不適合妊娠による溶血性疾患は重要である. 本稿では新生児黄疸や胎児貧血の原因となる血液型不適合妊娠に伴う溶血性疾患について解説する. 「血液型不適合妊娠」 血液型不適合妊娠とは, 母体にみられない赤血球抗原が児に存在する妊娠であり, 理論上抗体の有無は問わない. 母体と胎児の血液型が異なる場合, 少量の母児間輸血(feto-maternal transfusion : FMT)によって胎児血球抗原による母体感作が成立する可能性がある.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

参考文献

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