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アブストラクト

Title 呼吸管理の実際 人工呼吸器による呼吸管理 NAVA : neurally adjusted ventilatory assist
Subtitle 特集 これでわかる 新生児呼吸管理
Authors 小田新
Authors (kana) おだあらた
Organization 長野県立こども病院総合周産期母子医療センター新生児科
Journal 周産期医学
Volume 49
Number 4
Page 449-453
Year/Month 2019 / 4
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「早産児の呼吸の問題点」 早産児の呼吸管理の困難さは, 体格の小ささと肺の未熟性, 呼吸中枢の未熟性に起因する. 早産児においては, 体格が小さいゆえに細い気管挿管チューブを使用し, 声門下狭窄のリスクもあることからチューブリークを許容したカフなしのサイズの小さい気管挿管チューブを使用するのが常である. 早産児は一回換気量が少ない上に呼吸回数が多い. そのため人工呼吸器は有効なトリガーができず, 患者自身の自発呼吸に同期することが難しい. 同期性が悪いことによって酸素需要や吸気圧を上げる必要性が増し, 肺損傷(ventilator induced lung injury : VILI)や横隔膜機能障害(ventilator induced diaphragmatic dysfunction : VIDD)が進行する. また呼吸器との非同期により, 患者が安静に保てないために鎮静も使用される. これらはすべて長期挿管管理や慢性肺疾患(chronic lung disease : CLD)のリスクとなり, 同時に中枢神経予後に悪影響をもたらす.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

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