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アブストラクト

Title 呼吸管理の実際 人工呼吸器による呼吸管理 HFO : high frequency oscillation
Subtitle 特集 これでわかる 新生児呼吸管理
Authors 盆野元紀
Authors (kana) ぼんのもとき
Organization 国立病院機構三重中央医療センター新生児科
Journal 周産期医学
Volume 49
Number 4
Page 458-462
Year/Month 2019 / 4
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「はじめに」 近年, 出生前ステロイド療法や非侵襲的な呼吸補助などが広く使用され, 周産期医療, 特に超早産児の医療は大きく進歩した. 救命率は世界最高のレベルを維持しているが, 救命・治療のために侵襲的換気療法を必要とする重症児はいまだに存在する. 人工呼吸器関連肺損傷(VILI)は侵襲的な換気補助による合併症で, 特に未熟性の強い超早産児の気道は極めて脆弱であり, 生涯にわたる影響を受ける. 「肺・肺胞の構造とガス交換」 肺は, 空気の通り道である気道とガス交換を行う肺胞からなる臓器である. 成人では, 気管は主気管支で分岐(第1分岐)し, およそ第23分岐まで分岐を繰り返すが, 約15回の分岐を経て直径約0.4mmの細気管支となる. 通常の呼吸では対流は第17分岐までで, 呼吸細気管支以降は細葉とよばれ拡散によってガス交換が行われる. 1960年代までは気道抵抗の主要な源は上気道や気管, 主気管支など大気道の乱流であるとされ, 内径2mm以下の小さな末梢気道は総気道抵抗にはほとんど寄与しないと考えられていたが, 1960年代後半に末梢気道の閉塞が病理学的に重要であると報告され, 従来の単純な換気という概念が大きく変わった.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

参考文献

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