| Title |
喉頭・気管軟化症, 狭窄症 |
| Subtitle |
特集 日常診療に役立つ新生児外科系疾患の知識 耳鼻咽喉科 |
| Authors |
福本弘二, 三宅啓, 仲谷健吾, 関岡明憲, 野村明芳, 山田進, 金井理紗, 漆原直人 |
| Authors (kana) |
ふくもとこうじ, みやけひろむ, なかやけんご, せきおかあきのり, のむらあきよし, やまだすすむ, かないりさ, うるしはらなおと |
| Organization |
静岡県立こども病院小児外科 |
| Journal |
周産期医学
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| Volume |
50
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| Number |
2
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| Page |
177-180 |
| Year/Month |
2020 / 2 |
| Article |
報告 |
| Publisher |
東京医学社 |
| Abstract |
「はじめに」喉頭の狭窄をきたす疾患は, 喉頭軟化症, 舌根沈下, 両側声帯麻痺, 先天性または後天性の喉頭狭窄(声門上・声門・声門下狭窄)などがあげられ, 気管・気管支の狭窄をきたす疾患は, 気管・気管支軟化症, 先天性気管・気管支狭窄などがあげられる. それぞれの疾患が単独でみられる場合もあれば, 複合して認められる場合もある. 狭窄が軽度または中等度の場合は, 吸気時または呼気時の喘鳴や陥没呼吸が現れる. 喉頭での狭窄や気管でも頸部に限局した狭窄では, 吸気時の喘鳴が主体となる. 下部気管や気管支では呼気時の喘鳴が増えていくが, 吸気・呼気ともにみられることも多い. また, ほかの疾患の手術時に気管挿管が試みられ, 挿管チューブが入らないことで気づかれることもある. 重度の狭窄ではチアノーゼ発作や無呼吸を認める. 上気道感染を契機にして呼吸困難が出現し気づかれることもある. |
| Practice |
臨床医学:外科系 |
| Keywords |
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