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アブストラクト

Title 肛門周囲膿瘍
Subtitle 特集 日常診療に役立つ新生児外科系疾患の知識 小児外科
Authors 中原さおり
Authors (kana) なかはらさおり
Organization 日本赤十字社医療センター小児外科
Journal 周産期医学
Volume 50
Number 2
Page 214-216
Year/Month 2020 / 2
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「はじめに」小児の肛門周囲膿瘍は, 主に新生児・乳児期に発症し, 男児に多い. ほとんどは1歳を過ぎると治癒することから, 乳児期早期の免疫機構の未熟性と肛門小窩の易感染性がその背景にあると考えられている. このため, 成人に見られる痔瘻とは異なり, 外科手術を要することは稀である. 稀に, 免疫不全や新生児や乳児期発症のCrohn病が背景にあることがあり, 難治性の場合は注意を要する. 「症状」肛門近くの発赤した皮下膿瘍として気づかれる. 肛門周囲のどこにできてもよいが, 3時, 9時方向にできることが多い. 大きく腫れる前に自壊することが多く, 炎症は局所に限局することが多いが, 患側殿部の広い範囲に蜂窩織炎が及び発熱を伴うこともある. 患児は肛門付近を触れられたときや, 排便時に痛がって啼泣する.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

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