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アブストラクト

Title 【合併症妊娠】 消化器疾患 : 潰瘍性大腸炎, Crohn病
Subtitle 特集 【必携】専攻医と指導医のための産科診療到達目標 病態・疾患編
Authors 川口晴菜
Authors (kana) かわぐちはるな
Organization 大阪母子医療センター産科
Journal 周産期医学
Volume 50
Number 8
Page 1454-1456
Year/Month 2020 / 8
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「はじめに」炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease: IBD)は, 腸管に炎症と潰瘍を起こす原因不明の慢性疾患であり, 潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis: UC)とCrohn病(Crohn disease: CD)が含まれる. IBDは近年増加傾向にあり, 好発年齢が生殖年齢と重なることから, 妊娠分娩管理について把握すべき疾患である. 「IBDが妊娠に与える影響」「1. 妊孕性」大腸切除後のUCを除いて, UCが不妊と関連するという報告はない. CDでは回腸の炎症が卵管や卵巣に波及する影響や低栄養の影響で妊孕性がやや低下するといわれている. しかし, IBDを有する女性の挙児率と最も関係するのは, 腹痛や下痢により性交渉の機会が低下することによるvoluntary childlessnessである. また, 男性においてはメトトレキサート(MTX), サラゾスルファピリジンの使用による精子数の減少が報告されている.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
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参考文献