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アブストラクト

Title 当院での切迫早産管理における検討
Subtitle 研究
Authors 池田枝里, 山崎輝行
Authors (kana) いけだえり
Organization 飯田市立病院産婦人科
Journal 周産期医学
Volume 50
Number 9
Page 1648-1651
Year/Month 2020 / 9
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「目的」 我が国では, 子宮収縮抑制剤経静脈投与が多く用いられているが, 治療の有効性についての評価は困難である. 2013年10月の欧州医療局の勧告では, リトドリン塩酸塩の経口剤の承認取り消しおよび, 注射剤の48時間以上のリトドリン塩酸塩投与は禁忌とされている. また欧米では, tocolysisの効果は48時間に限られるというエビデンスから, 児の成熟を促すステロイドを投与し, 効果が発現するまでの48時間に限定して子宮収縮抑制剤を点滴投与する, いわゆるshort term tocolysisが行われている. 当院では, 有効性と副作用を考慮し, 2014年頃より子宮収縮抑制剤の積極的使用を中止し, 安静度の管理を治療の中心としている. ただし, 安静において子宮収縮の改善を認めない場合や, 母体搬送時のみ, 子宮収縮抑制剤点滴を使用している. 基本的に, ルーチンの抗菌薬投与は行っていない. また早産予防としては, プロゲステロン製剤の投与を施行している.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

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