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アブストラクト

Title 166. 自己免疫疾患の母体から出生した児
Subtitle 周産期医学必修知識 新生児編 V 新生児 [疾患]
Authors 宮園弥生
Authors (kana)
Organization 筑波大学医学医療系小児科
Journal 周産期医学
Volume 51
Number 増刊
Page 569-572
Year/Month 2021 / 12
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「概念」全世界における自己免疫疾患の推定有病率は約5%といわれており, そのうちの約80%が女性である. 発症年齢は生殖年齢と重なることが多いため, 自己免疫疾患合併妊娠が母体と児に与える影響を理解することは重要である. 自己免疫疾患合併母体から出生した児においては, 妊娠経過や胎盤機能が疾患の存在によって影響を受け予後にかかわる場合と, 自己抗体(IgG抗体)が経胎盤的に移行することで児に直接影響を及ぼす場合の2つが問題となる. 本稿では主に後者について解説する. 「抗SS-A陽性母体から出生した児: 新生児ループス(neonatal lupus erythematosus: NLE)」1. 病態 抗SS-A(抗Ro)抗体および抗SS-B(抗La)抗体は, 全身性エリテマトーデス(SLE)やSjogren症候群(SS)で高率に認められる自己抗体であるが, 他の膠原病や無症状でも保有している場合がある.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords 自己免疫疾患合併妊娠, 新生児ループス, 先天性心ブロック, 新生児自己免疫性血小板減少症, 新生児一過性重症筋無力症
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

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