アブストラクト
Title | 手術を要した先天性心疾患, 手術を要さなかった先天性心疾患 |
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Subtitle | 特集 How to Follow-up - ハイリスク児フォローアップの必修知識 2023 疾患別・領域別のフォローアップ 退院時にみられる疾患・合併症のフォローアップ : 循環器疾患 |
Authors | 犬塚亮* |
Authors (kana) | |
Organization | *東京大学小児科 |
Journal | 周産期医学 |
Volume | 53 |
Number | 4 |
Page | 635-638 |
Year/Month | 2023 / 4 |
Article | 報告 |
Publisher | 東京医学社 |
Abstract | 「はじめに」先天性心疾患患者のフォローアップは, 基本的には小児循環器科医が行うことが多いが, 心室中隔欠損(VSD), 心房中隔欠損(ASD), 動脈管開存(PDA)などのシンプルな先天性心疾患は, 比較的頻度も高く, 一般小児科医や新生児科医がフォローアップをする状況も想定される. 本稿では, これらの疾患の主に乳児期の管理について概説する. 「心室中隔欠損」VSDはさまざまな疾患に合併するが, ここでは他の先天性心疾患の合併がない単純なVSDについて記載する. VSDにおいては, 内科管理が効果的な場面も多々あるが, 内科管理は手術時期を見据えながら行うべきであり, 効果の乏しい内科的治療を続けることで適切な手術時期を逃さないようにすべきである. 手術適応の判断は経験のある小児循環器への相談が必要だが, その相談をどのタイミングで行うべきか, それまでの間患者にどう説明しておくべきかなど, 一般小児科医や新生児科医にとっても重要な問題がある. |
Practice | 臨床医学:外科系 |
Keywords |
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参考文献
- 1) 日本小児循環器学会(編) : 小児・成育循環器学. 診断と治療社, 2018