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アブストラクト

Title 壊死性腸炎
Subtitle 特集 胎児・新生児の消化管機能と消化管疾患 各論
Authors 福本弘二*
Authors (kana)
Organization *静岡県立こども病院小児外科
Journal 周産期医学
Volume 53
Number 11
Page 1636-1639
Year/Month 2023 / 11
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「病態生理」壊死性腸炎(NEC)は, 新生児消化管穿孔の代表的な疾患で, 極・超低出生体重児に多く発症する. また, 重症心疾患の患児にも認められる. 未熟な腸管に循環不全, 細菌感染, 経腸栄養, ストレスなどが加わり広範な腸管壊死を起こすと考えられている. 近年では, 早産児において腸粘膜上皮が低酸素, 腸内細菌叢の異常による炎症, 離れた部位での感染などの強いストレスや機械的損傷を受けたときに, 粘膜上皮内で高発現するtoll like receptor 4の関与が報告されている. Toll like receptor 4は上皮細胞のアポトーシスを優位に導くと同時にエンテロサイトの遊走を阻害して腸粘膜上皮を菲薄化させるため, 粘膜でのバリア機構が破綻してbacterial translocationが起こり, 粘膜下の自然免疫機構が活性化され, 炎症性サイトカインが放出される. これが細胞壊死をきたすが, 壊死細胞から放出されたタンパク質が免疫細胞を刺激し, さらに大量の炎症性サイトカインを放出してサイトカインカスケードが形成される.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。