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アブストラクト

Title 胎便吸引症候群
Subtitle 特集 周産期における研修医・新人助産師 / 看護師教育の必修知識 新生児編 新生児の代表的疾患
Authors 齊藤大祐*, 平川英司*
Authors (kana)
Organization *鹿児島市立病院新生児内科
Journal 周産期医学
Volume 54
Number 3
Page 335-337
Year/Month 2024 / 3
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「概念」胎便吸引症候群 (meconium aspiration syndrome : MAS) は分娩前後に発生し, 胎便で混濁した羊水 (meconium stained amniotic fluid : MSAF) を気道に吸入することで生じる障害である. 胎便はその黒い外観から, ギリシャ語の「メコニ」 (ケシ汁またはアヘン) に由来しており, 主に正期産から過期産児でみられ, MASは胎児機能不全を背景に発症することが多いとされる. MSAFは正常分娩の約4〜22%にみられ, そのうちMASまで進展するのはそのうちの3〜12%程度で, 38週で1.3%から41週で4.8%に増加する. 世界的には過期産が減少するなどの周産期管理の改善により減少傾向であり, 発生率は0.4%程度であるとの報告がある. 綺麗な羊水から出生した児と比較して, 呼吸障害をきたす可能性は100倍高いともいわれている.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
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