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アブストラクト

Title 黄疸
Subtitle 特集 周産期における研修医・新人助産師 / 看護師教育の必修知識 新生児編 新生児の代表的疾患
Authors 有岡誠*, 安田真之**
Authors (kana)
Organization *香川大学医学部附属病院総合周産期母子医療センター, **香川大学医学部附属病院卒後臨床研修センター
Journal 周産期医学
Volume 54
Number 3
Page 348-352
Year/Month 2024 / 3
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「はじめに」新生児黄疸とは, 新生児期に体内のビリルビン濃度が上昇し皮膚が黄染した状態である. 一般的に新生児の血中総ビリルビン (TB) が5.0〜7.0mg/dLをこえると可視的黄疸が生じる. 生後早期の新生児黄疸はグルクロン酸抱合されていない非抱合型ビリルビンが主として高値となっている. その主な原因はビリルビン生成量の増加とビリルビン排泄量の低下である. ビリルビンはヘモグロビンに由来するヘムから生体内で生成され, 赤血球寿命が成人と比較して短く, 出生後の酸化ストレスに対する生体反応としてビリルビン産生量が増加すると考えられている. ビリルビンの排泄速度に大きく関係するのはビリルビンUDPグルクロニルトランスフェラーゼ (UGT) 活性である. 生後早期の新生児ではUGT酵素活性は成人の1%程度であり, 成人と同等の活性を有するまでに3か月の期間を要する.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
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