アブストラクト
Title | 経腸栄養の早期確立 |
---|---|
Subtitle | 特集 新生児のケア, 検査, 治療の工夫 - 筆者はこうしている 検査・治療の工夫 |
Authors | 東海林宏道* |
Authors (kana) | |
Organization | *順天堂大学医学部小児科学講座 |
Journal | 周産期医学 |
Volume | 54 |
Number | 9 |
Page | 1303-1306 |
Year/Month | 2024 / 9 |
Article | 報告 |
Publisher | 東京医学社 |
Abstract | 「はじめに」 近年, 早産児における経腸栄養の早期確立と壊死性腸炎(necrotizing enterocolitis : NEC)や敗血症といった合併症の発生頻度低下との関連が広く認知され, 国内の多くのNICUでは早産児に対して日齢0〜1に経腸栄養を開始している. 経腸栄養を進めることで消化管の成長や発達, 局所の成長因子や消化管ホルモンの分泌を促進することが知られ, 長期間の経腸栄養停止は消化管粘膜の萎縮, 透過性の亢進などを引き起こし, 消化管機能不全から二次性のfeeding intolerance, bacterial translocation, NECの要因となる. 当科においては生後6〜8時間を目安に初回の経腸栄養を開始している. 何らかの理由で母親から母乳が得られない, または使用できない場合には, 低温殺菌(62.5℃, 30分)されたドナーミルク(ドナー登録した女性から提供された母乳)の使用が推奨されている. |
Practice | 臨床医学:外科系 |
Keywords |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。