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アブストラクト

Title 血液検査で抗体が陽性 (サイトメガロウイルス, トキソプラズマ, パルボウイルスB19, 梅毒, 風疹)
Subtitle 特集 ちょっと気になる妊婦・胎児 母体編 : 妊娠中
Authors 山田秀人*
Authors (kana)
Organization *手稲渓仁会病院不育症センター
Journal 周産期医学
Volume 55
Number 5
Page 507-512
Year/Month 2025 / 5
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「はじめに」出生児に異常や後遺症をもたらす母子感染として, サイトメガロウイルス(CMV), トキソプラズマ, パルボウイルスB19(伝染性紅斑, リンゴ病), 梅毒, 風疹, 単純ヘルペスなどのTORCH症候群がある. 日本で年間の出生児数は, 後遺症をきたす先天性CMV感染がおよそ1,000人, 先天性トキソプラズマ感染100〜200人, 先天性ヘルペス感染/新生児ヘルペス100人, 先天梅毒20〜50人, 先天性パルボウイルスB19感染10人(流行年は100人), 先天性風疹感染が0〜5人である. 「サイトメガロウイルス」近年のエビデンスに基づいた, CMV母子感染と先天性感染児の後遺症リスクを図1に示す. 日本では, 妊婦1,000人中300人はCMV IgG抗体が陰性で, 700人が抗体陽性である. 抗体陰性の300人から妊娠中のCMV初感染によって胎児感染が1〜2人に起こる. 一方, 抗体陽性の非初感染の妊婦700人からCMV再活性化・再感染によって, 胎児感染が3〜7人に起こる.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,243円(税込) です。