~
検索条件をクリア

アブストラクト

Title チーム医療の中で周術期患者を支える手術室看護師の役割
Subtitle 第41回総会特集 周術期管理における各職種の役割
Authors 石橋まゆみ
Authors (kana)
Organization 日本手術看護学会, 昭和大学経営戦略室
Journal 日本手術医学会誌
Volume 41
Number 1
Page 65-69
Year/Month 2020 / 2
Article 報告
Publisher 日本手術医学会
Abstract 「要旨」: 周術期医療チームが臨む「安全」「安心」な手術の実施には, 周術期管理チームの連携が重要となる. チームメンバーである手術室看護師はより良い手術実施のために手術治療に関わるスタッフ全員と協力して手術にあたっている. 周術期医療における手術室看護師の役割は, 患者を全人的に捉え, 手術患者が最良の手術を安全で安心して受けるための看護実践と患者に寄り添う看護の実現である. 周術期医療は高度化・専門化・そして, 多様化したことで, 低侵襲手術は超高齢患者, 基礎疾患のある患者にも対応できるようになった. また安全な周術期管理に必要となる周術期前期の術前患者への「術前外来」による患者評価および手術前までの計画的な準備をチームメンバーとの連携体制が重要と言える. 一方で, 急速な医療環境の変化に対し周術期管理チームの人材不足という大きな課題がある. 特に医師不足に対する課題には多職種の役割拡大が求められている. 看護師については, 特定行為看護師が医師の役割支援への取り組みが開始され, 医師への支援として有用とされるが, 手術室看護師の業務は益々多忙となる. 患者・周術期医療従事者が望む「安全」「安心」の周術期医療の提供と患者管理体制が懸念されるところである. チーム医療における今後の課題は, 人材不足への取り組みの強化を周術期管理チーム間で図らなければならない. そして周術期管理チーム(多職種)が持つ専門性を高め, 専門性に委ねつつもチーム医療を通じて再統合し医療スタッフ間の連携・補完が必要となる. 手術室看護師にはチーム医療のキーパーソンとなる役割発揮が一層求められる. また手術室看護師は手術看護を基盤に手術室看護師が周術期患者への果たすべき役割と周術期チームの一員としての役割について考えていかなければならない.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords 周術期管理チーム, 周術期医療, 周術期看護, チーム医療, 役割拡大
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

参考文献

  • 1) 雄西智恵美, 秋元典子:周術期看護の理念と専門性周術期看護概論第3版 2014:14-15.
  • 2) 松田晋也:働き方ビジョン検討会』が示した新たな医療と看護. 看護. 展望. メヂィカルフレンド社 2017:p42.
  • 3) 第9回医師の働きかた改革 参考資料2 https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000349223.pdf 第14回医師の働き方改革検討会特定行為制.
  • 4) 安原 洋:手術医学のこれから. 手術医学 2019:p40.
  • 5) 鈴木利保:周術期管理の効率化に果たす麻酔科医の役割. 日臨麻会誌 2013;33(5):781-789.
残りの9件を表示する
  • 6) 高橋明子, 山本千恵:手術室看護師と病棟看護師が術前訪問を必要と判断する視点の実態. 手術医学 2017;38(4):306-310.
  • 7) 菊地京子, 石橋まゆみ:手術看護の歴史. 日本手術看護学会 2016:143-147.
  • 8) 武田恵:時系列で学ぶ手術看護第3章, 術前訪問の目的. 総合医学社 2015:44-45.
  • 9) 岡田貴枝:時系列で学ぶ手術看護第3章;患者さん・家族の心理について. 総合医学社 2015:42-43.
  • 10) 石橋まゆみ:周術期管理チーム最前線-ここまで来たチーム医療-手術室看護師の役割.
  • 11) 松沼早苗:ガイドラインセッション周術期看護. 手術医学 2019:p40.
  • 12) 第14回医師の働き方改革検討会特定行為制度. 資料2 https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000458954.pdf
  • 13) 日本看護協会:看護にかかわる主要な用語の解説-概念的定義・歴史的変遷・社会的文脈-200. https://www.nurse.or.jp/home/publication/pdf/guideline/yougokaisetu.pdf
  • 14) 石橋まゆみ:手術室看護師の役割. 臨床麻酔学会 2015;35(7).