アブストラクト
Title | 作業の魅力・作業の力 |
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Subtitle | 第54回日本作業療法学会学会長講演 |
Authors | 石川隆志* |
Authors (kana) | |
Organization | *秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻 |
Journal | 作業療法 |
Volume | 40 |
Number | 1 |
Page | 5-11 |
Year/Month | 2021 / 2 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本作業療法士協会 |
Abstract | 要旨:日本作業療法士協会(以下, 協会)が設立され55年が経った. 協会の学術活動は, その時々の作業療法士の先輩たちの尽力により着実に発展してきた. 日本作業療法学会は54回を数え, 学術誌『作業療法』の発行, 『作業療法ガイドライン』や『作業療法マニュアル』の発行などにつながっている. それらをふまえて協会は2018年に協会の「作業療法の定義」を改定し, 作業療法士が, より作業に焦点を当てた治療, 指導, 援助を行う専門職であることを明示したが, 今後は今まで以上に作業療法の学術的根拠を蓄積していくことが求められている. 本稿では, 筆者のこれまでの経験から, 作業の魅力や作業の力について感じ考えたこと, その活用, 作業療法の役割について述べた. |
Practice | 医療技術 |
Keywords | 作業, 日本作業療法士協会, 学術活動, 魅力, 力 |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。
参考文献
- 1) 日本作業療法士協会 : 協会五十年史(通史). 日本作業療法士協会五十年史, 日本作業療法士協会, 2016, pp.44-61.
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- 3) 日本作業療法士協会 : 作業療法 1(1): 1-96, 1982.
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- 5) 日本作業療法士協会 : 日本作業療法士協会25周年記念誌 シリーズ作業療法の核を問う. 日本作業療法士協会, 1991.
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- 6) 作業療法学研究委員会 : 作業療法学の構造について(答申). 作業療法 6(2): 62-69, 1987.
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- 10) 日本作業療法士協会学術部 : 作業療法ガイドライン(1996年度版). 日本作業療法士協会, 1997.
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- 13) 日本作業療法士協会学術部 : 作業療法ガイドライン(2012年度版). 日本作業療法士協会, 2013.
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- 17) 日本作業療法士協会学術部 : 脳卒中のセルフケア(作業療法マニュアル1). 日本作業療法士協会, 1995.
- 18) 日本作業療法士協会 : 作業療法関連用語解説(作業療法学全書12). 協同医書出版社, 1996.
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- 23) 日本作業療法士協会・編著 : 事例で学ぶ生活行為向上マネジメント. 医歯薬出版, 2015.
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- 25) 日本作業療法士協会学術部 : 生活行為向上マネジメント第2版(作業療法マニュアル57). 日本作業療法士協会, 2016.
- 26) 日本作業療法士協会学術部 : 生活行為向上マネジメント第3版(作業療法マニュアル66). 日本作業療法士協会, 2018.
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- 28) Hopkins HL, Smith HD・編(大川博子, 小川恵子, 鎌倉矩子, 寺山久美子, 冨岡詔子, 他・訳): 作業療法 第1巻. 協同医書出版社, 1982.
- 29) Hopkins HL, Smith HD・編(大川博子, 小川恵子, 鎌倉矩子, 寺山久美子, 冨岡詔子, 他・訳): 作業療法 第2巻. 協同医書出版社, 1984.
- 30) Hopkins HL, Smith HD・編(大川博子, 小川恵子, 鎌倉矩子, 寺山久美子, 冨岡詔子, 他・訳): 作業療法 第3巻. 協同医書出版社, 1986.
- 31) Pedretti LW(小川恵子, 山口 昇, 青木真由美・訳): 身体障害の作業療法-症例・評価・治療の実際-. 協同医書出版社, 1985.
- 32) 石川隆志 : 作業活動と作業療法-対象者に意味ある作業療法を実践するために-. 臨床作業療法 5(2): 135-141, 2008.
- 33) 鎌倉矩子 : 作業療法の現在. 鎌倉矩子, 山根 寛, 二木淑子・編, 作業療法の世界 第2版, 三輪書店, 2004, pp.71-118.
- 34) 鶴見和子, 上田 敏, 大川弥生 : 回生を生きる-本当のリハビリテーションに出会って-. 三輪書店, 1998.