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アブストラクト

Title 局所皮弁の基本
Subtitle 連載 : 皮膚外科の基本手技
Authors 堀圭二朗*
Authors (kana)
Organization *東京女子医科大学附属足立医療センター形成外科
Journal SKIN SURGERY
Volume 32
Number 1
Page 21-27
Year/Month 2023 / 6
Article 報告
Publisher 日本臨床皮膚外科学会
Abstract 「要旨」:皮膚外科医にとって局所皮弁は聞き慣れた手術手技ではあるが, 顔面の手術が多いことや, 皮膚欠損に隣接する正常組織に傷をつけることなどからためらわれる場合もある. しかし, 単純縫合や皮膚移植に加えて局所皮弁を使いこなせれば診療の幅を大きく広げることが可能となる. 局所皮弁を使いこなすためには皮弁を知ることが大切であり, 皮弁の分類と血行を理解することが重要と考える. 本稿では皮弁の分類として皮弁の位置関係による分類, 血管茎による分類, 構成成分による分類, 移動法による分類について解説し, 皮弁の安定した血行を得るためにangiosome理論について説明する. そして, 局所皮弁の基本的な3型である前進皮弁, 横転皮弁, 回転皮弁において整容的に良好な結果を得るためのデザインについて解説する.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords 局所皮弁, 前進皮弁, 横転皮弁, 回転皮弁, local flap, advancement flap, transposition flap, rotation flap
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

参考文献

  • 1) 櫻井裕之, 多久嶋亮彦, 他 : 日本形成外科学会「2004 皮弁分類」について, 形成外科, 48 : 717-728, 2005
  • 2) Taylor GI, Corlett RJ, et al.: The anatomical(angiosome) and clinical territories of cutaneous perforating arteries: development of the concept and designing safe flaps, Plast Reconstr Surg, 127 : 1447-1459, 2011
  • 3) Miyamoto S, Minabe T, et al.: Effect of recipient arterial blood inflow on free flap survival area, Plast Reconstr Surg, 121 : 505-513, 2008
  • 4) Charles HT : Techniques and Principles in Plastic Surgery, Grabb and Smith's Plastic Surgery, sixth edition(Charles HT Ed), Lippincott-Raven, Philadelphia, 2007, 3-14