アブストラクト
Title | 脳画像からみえる評価と予後予測 |
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Subtitle | 教育講座 |
Authors | 吉尾雅春 |
Authors (kana) | |
Organization | 千里リハビリテーション病院 |
Journal | The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine |
Volume | 58 |
Number | 7 |
Page | 771-779 |
Year/Month | 2021 / 7 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本リハビリテーション医学会 |
Abstract | 「はじめに」脳卒中のリハビリテーション医療においては, ラクナ梗塞, 中大脳動脈閉塞, 被殻出血, 視床出血という程度の診断に基づいて実践されている. しかし, さまざまな病態や現象を示す患者を理解するためには, より詳細な脳の障害部位や程度などについて情報が必要である. より詳細な脳内の情報が提供され, かつ, それらを理解する知識があったほうが合理的, 効果的な評価およびアプローチを行える可能性が高くなる. 脳はいろいろな部位同士が神経線維で結ばれて神経回路を形成し, 有機的に働くように構成されている. 認知・情動面の制御に関する回路, 空間・立体認知に関する回路, 腹側視覚経路や背側視覚経路で説明されるような視覚情報にかかわる回路, 言語理解や環境音にかかわる回路, 筋活動や運動調節, あるいは姿勢制御にかかわる回路, 左右半球間の情報交換による有機的システムに関する回路など, 数多く存在する. |
Practice | 医療技術 |
Keywords | 脳卒中, 脳画像, 評価, ネットワーク, 脳システム |
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