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アブストラクト

Title 脳卒中の予後予測に関する現状と課題
Subtitle 教育講座
Authors 佐々木信幸
Authors (kana)
Organization 聖マリアンナ医科大学リハビリテーション医学講座
Journal The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
Volume 60
Number 3
Page 222-229
Year/Month 2023 / 3
Article 報告
Publisher 日本リハビリテーション医学会
Abstract 「はじめに」 予後予測ができなければ具体的な治療計画の決定は非常に困難である. これは医療提供側だけの問題ではなく, 患者やその家族の人生計画, 社会の経済活動計画にもかかわる. 病院, 地域, 国といった集団にとっても, 効率的により多くの患者を救うためには限りある医療リソースを適切に振り分ける必要があり, そのうえで重要な根拠となるのが予後予測である. 脳卒中は転院を含めた長期的治療計画が必要となりやすいため, この予後予測の重要性は特に高い. しかし, 既存の予後予測の精度, 信頼性は必ずしも高くなく, 脳卒中治療ガイドラインにおいても, 予後予測に基づいて急性期リハビリテーションプログラムを計画することが強く推奨されている一方で, その活用には注意が必要とされている.
Practice 医療技術
Keywords 脳卒中, 予後予測, 麻痺, MRI, CT
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。

参考文献

  • 1) 日本脳卒中学会脳卒中ガイドライン委員会 編 : 脳卒中治療ガイドライン 2021. 協和企画, 東京, 2021 ; pp46-47
  • 2) 二木 立 : 脳卒中リハビリテーション患者の早期自立度予測. リハビリテーション医学 1982 ; 19 : 201-223
  • 3) 石神重信 : 急性期リハビリテーションと予後. リハビリテーション医学 1996 ; 33 : 605-608
  • 4) 石神重信, 岡田恒夫 : 我々が用いている脳卒中の予後予測. Journal of Clinical Rehabilitation 2001 ; 10 : 326-330
  • 5) 田中健治 : 脳卒中のリハビリテーション予後予測に関する研究. 脳卒中 1990 ; 12 : 452-462
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