アブストラクト
Title | 8 治療と仕事の両立支援 - うつ病などのメンタルヘルス不調 - |
---|---|
Subtitle | 特集 治療と仕事の両立支援 |
Authors | 小山文彦* |
Authors (kana) | |
Organization | *東邦大学医療センター佐倉病院 産業精神保健・職場復帰支援センター |
Journal | The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine |
Volume | 60 |
Number | 5 |
Page | 417-422 |
Year/Month | 2023 / 5 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本リハビリテーション医学会 |
Abstract | 「要旨」うつ病などのメンタルヘルス不調 (精神疾患) に罹患した労働者の全人的な回復とは, 病状の回復と職業生活の両立がかなうことである. 主に医療機関における治療によって病状が回復・安定した場合, 職場側は主治医などと連携して復職支援を行うが, その目的は, 治療と職業生活の両立であり, その後の安定就労が重要な安全衛生課題となる. 一般的には, 主治医から「就労可能」と判断された時点から, 職場側が復職の可否について検討し, 治療と仕事の両立を図る支援 (両立支援) が行われるが, 本稿では, その際に重要となる職場内外の連携におけるポイントについて述べる. |
Practice | 医療技術 |
Keywords | うつ病, 両立支援, メンタルヘルス不調 |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に770円(税込) です。
参考文献
- 1) 小山文彦: 治療と就労の両立支援から連携を考える. 産業精神保健 2014; 22: 75-80
- 2) 小山文彦: 主治医と職域間の連携好事例30. 治療と仕事の両立支援メンタルヘルス不調編II(労働者健康安全機構編). 労働調査会, 東京, 2015
- 3) 小山文彦: 治療就労両立支援コーディネーターの養成. 日本医師会雑誌 2016; 144: 2481
- 4) 小山文彦: 教育講演III 治療と就労の両立支援に求められる全人的配慮とコミュニケーションスキル. 産業精神保健 2017; 25: 276-280
- 5) 小山文彦: メンタルヘルス不調者をめぐる主治医と産業医等との連携がもたらす治療効果に関する検討. 産業精神保健 2016; 24: 100-105
残りの6件を表示する
- 6) 松田由美江, 小山文彦: 医療・リワーク現場と職域・関連機関の連携が奏功した4事例. 産業精神保健 2019; 27: 57-61
- 7) 加藤祐樹, 林果林, 小山文彦: メンタルヘルス不調に罹患した労働者をめぐる主治医と産業医等との連携に関する研究. 日本職業災害医学会会誌 2018; 66: 93-98
- 8) 小山文彦: 治療と仕事の両立支援. 「はたらく」を支える! 女性のメンタルヘルス(丸山総一郎編), 南山堂, 東京, 2017; pp84-91
- 9) 厚生労働省: 心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き(平成24年7月改訂). Available from URL:http://kokoro.mhlw.go.jp/guideline/files/syokubahukki_h24kaitei.pdf (2023年3月1日引用)
- 10) 小山文彦: 職場復帰とリワークプログラム. 精神科治療学 2019; 34: 87-93
- 11) 小山文彦: メンタルヘルス不調者に対する復職面接と社内連携. 産業精神保健 2020; 28: 194-199