アブストラクト
Title | 脳画像をリハビリテーション医学に活かす - 脳画像所見をどのように理学療法評価と治療に活用していくか - |
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Subtitle | 教育講座 |
Authors | 阿部浩明 |
Authors (kana) | |
Organization | 福島県立医科大学保健科学部理学療法学科 |
Journal | The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine |
Volume | 61 |
Number | 9 |
Page | 842-847 |
Year/Month | 2024 / 9 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本リハビリテーション医学会 |
Abstract | 「はじめに」脳卒中者に対する理学療法を実施するにあたり, 脳画像を活用することは評価の精度を向上させ治療プログラムを適切なものにするうえで非常に有益な手段であると認識している. ここでは脳卒中発症後に重度の運動麻痺を呈し, 歩行に全介助を要した2症例に対して, どのように脳画像情報を活用して理学療法評価を進め, 治療プログラムを検討したか, その実際を提示することで, 具体的に理学療法に脳画像をどのように活用していくのかを紹介したい. 早期の装具作製は, より早期の歩行自立度の向上を導き, 入院期間の短縮をもたらすことが複数の研究で報告されている. すなわち, 長下肢装具の適応と思われる症例には早期から適応を判断して長下肢装具を作製し装着したうえで積極的な歩行トレーニングを実施することが肝要である. しかしながら, 特に急性期においてはさまざまな機能障害, 症状の改善が起こる時期であり, 早期の長下肢装具の作製に躊躇してしまうこともあろう. |
Practice | 医療技術 |
Keywords | 脳画像, 理学療法, 下肢装具, 歩行再建 |
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