| Title |
3 首下がり症候群を理解するための画像評価 |
| Subtitle |
特集 首下がり症候群に対するリハビリテーション治療 |
| Authors |
川崎佐智子*1, 重松英樹*2, 田中康仁*2 |
| Authors (kana) |
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| Organization |
*1奈良県立医科大学地域医療支援・教育学講座, *2奈良県立医科大学整形外科学教室 |
| Journal |
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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| Volume |
62
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| Number |
3
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| Page |
225-231 |
| Year/Month |
2025 / 3 |
| Article |
報告 |
| Publisher |
日本リハビリテーション医学会 |
| Abstract |
「要旨」首下がり症候群患者は頚椎が過度に後弯位を呈し, 水平注視困難となる. その病態理解の一歩が画像評価である. 近年, 首下がり症候群は頚椎後弯のみが問題ではなく, 全脊椎アライメントが大きく関与していることが指摘されている. そのため, 画像評価の基本は立位全脊椎X線である. 頚椎が病態の主座であるタイプ(C7 SVA(-)群)と胸腰椎が病態の主座であるタイプ(C7 SVA(+)群)に分けられると考えられている. さらにT1 slopeも病態理解に重要である. また, MRIにより頚部伸筋群の評価ができる. 特に造影MRIによる炎症の評価を行うことで, リハビリテーション治療が有用な時期の評価を行うことも重要である. |
| Practice |
医療技術 |
| Keywords |
全脊椎X線, C7 SVA, T1 slope, 造影MRI |